「乗りたい未来を、探しにいこう!」をテーマに10月26日(木)から11月5日(日) まで開催されたジャパンモビリティショー。
前回までは「東京モーターショー」の名前で開催していましたが、自動車以外の業種との連携を強化するなどの狙いから名称が変更され、 4年ぶりに東京ビッグサイトに戻って来ました。
自動車メーカーは、トヨタ自動車や日産自動車など国内大手のほか、独メルセデス・ベンツ、BMW、中国のEV最大手BYDが出展した他、自動車部品やドローン、ロボットを手がける企業や、さらにはモビリティー(乗り物)関連企業やスタートアップ(新興企業)など、過去最多の475社が参加しました。
世界が注目するこのビッグイベントに、電広エイジェンシースタッフが視察に行ってきました!
現場の盛り上がりや出展各社のコンセプトカー、新技術、そして近未来の私たちの生活がどうなっていくのかなど、それぞれの目線で5回に亘ってレポートしたいと思います。
まずは第一弾、「Tokyo Future Tour」の内容をお伝えします。
「Tokyo Future Tour」とは、こんなモビリティがある未来があったらいいなを感じる未来の東京ツアーで、「LIFE」・「EMERGENCY」・「PLAY」・「FOOD」の4つのシーンを体験することができます。
西展示棟1階に入口があり、一方通行で進んでいきます。
Tokyo Future Tour入口
Immersive Theater
最初に目に入るのは迫力のある大型スクリーン・モニター。
約5分のTokyo Future Tourのテーマ映像が流れました。
自分が乗り物に乗っている感覚で未来の都市を自動運転のクルマが走り抜けていきます。その車室内では、リラックスできる森林の映像や、アーティストのライブ映像に加え、2023年11月3日公開映画「ゴジラ-1.0」とのスペシャルコラボ映像も放映されました。
本当にこんな未来になるのかと、わくわくするような内容の体験でした。
映像のあとは、4つのテーマごとの展示ゾーンへ進んでいきます。
まずは、街と事前とモビリティが調和した新たな生活シーン「LIFE」のゾーンです。
LIFEゾーン
ショーの様子
モビリティが変える未来の移動シーンをミュージカル仕立てのショーで表現。
観光地で活躍しそうな、ふたりが並んで乗車するモビリティ、また、ゆっくりと景色を楽しみながらシニアも安心して乗車できるモビリティなど、新しい発想の小型モビリティが次々と登場しました。
また、気象予報体験や星空ツアーなど、移動中の空間を楽しむことのできる車両や、JAXAの月面での移動車「ルナクルーザー」の操縦体験など、未来のモビリティも数多く展示されていました。
JOBY AVIATION
MOOX RIDE
JAXAコーナー
続いては、人とモビリティが協力して復旧に取り組む未来のレスキューシーン「EMERGENCY」のゾーンです。
EMERGENCYゾーン
災害の際の人命救助のためのモビリティやシステムに加え、物資運搬や災害現場で活躍するトイレ施設なども紹介されていました。
災害の際の車両
災害シーン
実際の災害シーンをリアルに再現し、緊迫した救助の様子を多くの来場者に伝えていました。
コジラ足跡
これも近未来の災害になるのか?足元にはゴジラの足跡が・・。ゴジラ-1.0とのコラボレーションでした。
続いてモビリティの進化により広がる遊びやスポーツの楽しさを体験できる「PLAY」ゾーン。
PLAYゾーン
ここは展示よりも体験が中心のゾーンで、私もしっかり体験してきました。ロボットとバスケ対決、ゴーカート、VRなど、実際に体験して遊べるので多くのお子さんも参加していました。DJによるショータイムなども行われ、会場は熱気に包まれていました。
ロボットとバスケット対決
ゴーカード
VR体験
4つ目は見ていても楽しい、モビリティによる食体験スペース、FOODゾーンです。
FOODゾーン
水素の水を使ったコーヒーや、お店での接客・運搬ロボット、食品の3Dプリンターなど未来の食に関する展示がたくさん。
3Dプリンターで作ったお寿司
すしの3Dプリンターは、食材がなくても味や触感を再現できる技術があり、本物ではない違和感がありましたが、アレルギーなどで食べられない人にも提供できるのはいいなと思いました。
Tokyo Future Factoryでは、ベンチャー企業の取り組みなども紹介されていました。
自分が思う未来を掲示板に書くと、その場でアーティストさんがイラスト化してくれる「未来掲示板」がありました。最終的にみんなが想像する未来絵になるもので、細かく1つ1つ見ていくのがとても楽しかったです。子ども心を思い出して自分もアンケートに回答してきました。
Tokyo Future Factory入口
未来掲示板
実際に書かれていたイラスト
以上、Tokyo Future Tourの様子をお伝えしました。
Japan Mobility Showに初めて行ったのですが、規模が大きく、見ていて楽しくなる展示や体験できるものが多く近未来の社会を肌で感じることができました。
特にFuture Tourは車以外の展示も多く、車をあまり知らない人も十分楽しめると思いました!
次回2年後もぜひ行ってみたいです!