7月17日(水)から7月19日(金)まで開催された自動車技術会主催の「人とくるまのテクノロジー展2019 名古屋」に行ってきました。
今回で5回目の開催となるこの展示会は、先にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」とほぼ同様の趣旨で会場構成されており、サプライヤー企業を中心とした自動車技術専門の展示会となります。
2019年の出展者数は377社で、昨年より11社増えています。
3日間の来場者数は45,514人となり、昨年より4,265人多い結果となりました。
この写真は7月18日(木)15:00ぐらいに撮影したものですが、たいへん盛況であることがお分かりいただけると思います。
会場全体に言えることですが、カッコいいデザインのブース造作でアピールするより、売り込みたい技術を如何に興味を持たせ、わかりやすく紹介するかに注力されていると感じます。工夫を凝らした製品展示やLEDライト内臓のパネルが増えてきているのも、そのような考えが背景にあると思われます。
映像とMCによる解説ショータイムを実施するブースも散見しました。ショータイム時には多くの来場者が取り囲み、食い入るようにご覧になられていたことが印象的でした。
毎年見てきていますが、昨今はどの出展社も説明スタッフを増員しているようです。
人目を惹く展示方法や充実した解説パネルだけでなく、スタッフによる積極的な説明にも力を入れることで、興味のある来場者のさらなる理解を深めながら、印象を高めようとしていることが感じられます。
人とくるまのテクノロジー展はパシフィコ横浜での開催だけでも28回の開催実績がある知名度の高い自動車技術展示会です。常連の出展社が多く、来場者もそれを分かったうえで新しく開発された技術や、進化した技術をご覧になられているようです。この展示会も過去においては全体造作に力を入れたブースも多かったのですが、昨今はブース造作を抑え気味にして、技術紹介に力を入れる出展社が多くなってきていると感じます。
最新の技術に見て、触れて、理解できる点において、これからも目が離せない展示会だと思います。
弊社は、住友電工さま、デンソーさま、トヨタ紡織さまのブース企画・設計・施工のお手伝いをさせていただきました。